まず押さえておきたいのが、この四字熟語の構成と本来の語源です。紆余曲折の読み方は「うよきょくせつ」であり、日常の会話から公的な文書まで幅広く用いられています。
意味は大きく分けて2つあります。1つ目は「道や川、山道などが曲がりくねって長く続いている様子」、2つ目は「事情が複雑に入り組み、物事がすんなり進まず様々な変化や苦労が重なること」です。現代では主に後者の比喩的な意味で使われています。
漢字を分解すると、それぞれの意味がより鮮明になります。「紆」は曲がる・めぐるを意味し、「余」はゆったりと伸びる様子を表すため、「紆余」でくねくねと長く続く様態を指します。一方の「曲折」は文字通り折れ曲がることを意味します。古代中国の文学作品(屈原の『楚辞』など)に散見される地形の描写が転じ、人間の運命や事業の複雑な道のりを表現する言葉として定着しました。