なぜこれほどまでに人々を惹きつけるのか。その理由は、奇跡的とも言える品種交配と洗練された栽培技術にある。「ちちぶ山ルビー」は、極小のタネがなく皮が薄いロシア原産の「パイオニア」と、鮮やかな赤色とサクサクした食感が魅力の「マニキュアフィンガー」を掛け合わせて誕生した。この開発を担ったのが埼玉県農林総合研究センターである。
薄い皮は渋みが一切なく、洗ってそのまま口へ放り込める。噛んだ瞬間に弾ける果汁は、平均糖度19〜20度という驚異的な甘さを誇る。果肉の締まりと爽やかな芳醇な香りが口内に残り、従来のブドウの概念を覆す食感を楽しめるのだ。