エシックス(Ethics)とは、日本語で「倫理」や「道徳規範」と訳される概念です。語源は古代ギリシャ語の「エトス(ethos)」に由来し、もともとは「特定の共同体における慣習や行動様式、品性」を指していました。
ビジネスの文脈におけるエシックスの意味をわかりやすく紐解くと、「社会や特定の集団において、何が善であり何が悪であるかを判断するための客観的な行動基準」と定義できます。単に「嘘をついてはいけない」という個人的な思いにとどまらず、プロフェッショナルとして、あるいは組織の一員として社会的にどう振る舞うべきかという共通の合意形成を指す点が特徴です。
社会の価値観が多様化するなかで、個人の良心だけに判断を委ねていては組織的な不正や判断ミスを防ぎきれません。客観的かつ共通の判断軸としてエシックスを明文化し、組織全体で共有する動きが加速しています。