急性膵炎は、軽症であれば比較的早期の回復が見込める一方、重症化すると多臓器不全を引き起こす危険な疾患です。治療期間や入院期間の目安は重症度によって大きく分かれます。
【軽症の場合】
入院期間の目安は約1週間から2週間程度です。膵臓を休ませるための絶食と点滴治療(十分な細胞外液の輸液)を行い、炎症マーカーが落ち着けば段階的に食事を再開して退院となります。
【重症の場合】
膵臓の組織が壊死したり、感染を伴う「感染性膵壊死」や多臓器不全を合併した場合、数ヶ月以上の長期入院が必要になります。集中治療室(ICU)での全身管理や、壊死組織を取り除くドレナージ治療・外科手術が行われることもあり、重症急性膵炎の死亡率は現在でも約10%前後に達します。
芸能人がニュースで「緊急入院・当面の間休養」と報じられる背景には、この重症化阻止と全身状態の安定化を見極めるための厳重な管理期間が含まれています。