西遊旅行での旅を最高の体験にするためには、申し込む前に必ず把握しておくべき「リスクと制約事項」が存在します。
第一に確認すべきは「厳格なキャンセル規定と特殊査証ルール」です。パキスタン、ブータン、中央アジア諸国やアフリカの特定地域などでは、数ヶ月前から現地政府へのパーミット(入域許可証)申請、国内線チャーター便の座席買い取り、専用車の長期押さえが必要となります。そのため、一般的な標準旅行業約款よりも早い段階から取消料が発生するツアーや、ビザ申請実費・許可証代が返金不可となるケースがあります。日程の確保と健康状態の見極めは慎重に行う必要があります。
第二に「参加者に求められる基礎体力と自立心」です。ツアーパンフレットには各コースの「体力度」「歩行時間」「標高」が明確にレベル分けされて記載されています。足場の悪い山道の上り下り、長時間の車移動、標高3,000メートル以上での滞在など、自身の体力に見合わないコースを選択してしまうと、旅を楽しむ余裕が失われてしまいます。事前にウォーキングなどで足腰を鍛えておく準備が推奨されます。
第三に「過剰なサービスを期待しない心構え」です。西遊旅行の添乗員やスタッフは、安全管理と旅のナビゲーションにおいて一流のプロフェッショナルですが、いわゆる高級ホテルのような至れり尽くせりの「おもてなし」を提供するわけではありません。辺境の地では、停電や断水、天候による足止めなど、予期せぬアクシデントが発生することも旅の一部として受け入れ、前向きに楽しむ柔軟なマインドセットが不可欠です。