バイとは?パンセクとの違いや特徴・男女の恋愛心理を徹底解説

バイとは?パンセクとの違いや特徴・男女の恋愛心理を徹底解説

バイとは?パンセクとの違いや特徴・男女の恋愛心理を徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でまとめました。

ネット上の言説や無知から生じる最大の偏見が、「バイセクシュアルは対象が広いから浮気しやすい」「気が多い」「どっちつかずで不誠実」というステレオタイプです。これは完全な誤解であり、論理的な破綻をはらんでいます。

そもそも「惹かれる可能性がある性別の範囲」と「特定のパートナーに対して誠実であるかどうか」は全く次元の異なる問題です。異性愛者の男性が「世の中のすべての女性と浮気したいわけではない」のと同様に、バイセクシュアルであっても恋愛対象となるのは「魅力を感じた特定の個人」に限られます。交際相手へのコミットメントや貞操観念は個人の性格や倫理観に依存するものであり、性的指向を理由に浮気リスクを語ることは偏見に他なりません。

こうした偏見が生じる背景には、社会学において「単性愛規範(モノセクシズム)」と呼ばれる認知バイアスが存在します。「人間は男か女のどちらか一方のみを愛するのが正常である」という無意識の思い込みが社会に根付いているため、双方に惹かれる指向を「未熟」「迷い」「不誠実」と一方的にラベル貼りしてしまうのです。

その結果引き起こされるのが、「バイ・イレイジャー(Bisexual Erasure:両性愛の不可視化)」と呼ばれる現象です。歴史上の偉人や現代の著名人がバイセクシュアルであることを公表していても、男性と結婚すれば「異性愛者に戻った」、女性と交際すれば「同性愛に目覚めた」と解釈され、バイセクシュアルとしての存在そのものが社会の記録から消去されてしまう構図が今も続いています。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。