相撲界の権力構造において最大の焦点となるのが、次期理事長選挙の行方です。日本相撲協会は「出羽海一門」「二所ノ関一門」「高砂一門」「時津風一門」「伊勢ヶ濱一門」という5大一門の合議制で成り立っており、理事ポストの配分や理事長選出には各一門のパワーバランスが直結します。
八角理事長(高砂一門)の後任として、角界内外で有力視されている候補者は以下の顔ぶれです。
- 芝田山親方(第62代横綱・大乃国/二所ノ関一門):広報部長などの要職を歴任し、メディア対応や協会のスポークスパーソンとして抜群の知名度と実績を誇る有力候補。
- 春日野親方(元関脇・栃乃和歌/出羽海一門):協会最大勢力である出羽海一門の重鎮。審判部長や事業部長を歴任し、協会運営の実務を熟知する実力派。
- 浅香山親方(元大関・魁皇/伊勢ヶ濱一門):現役時代からの圧倒的な国民的人気と誠実な人柄を持ち、次代の改革派リーダーとして若手親方層からの支持が厚い。
- 立浪親方(元小結・旭豊/立浪一門系・二所ノ関合流組):部屋の近代的な運営手腕と柔軟な発想力を持ち、組織の若返りを象徴するダークホース。
理事長選挙は単なる人気投票ではなく、一門間の事前調整と政策協調によって決まるため、各一門の長老たちと若手親方の意見集約が後継レースの勝敗を分けることになります。