映画ファンの間で今なお熱く語られるのが、ワイルドスピードにおけるレティの死亡理由と、その後に明かされたワイスピでレティがなぜ生きてるのかという物理的な生還劇です。事の発端は、2009年公開の第4作『ワイルド・スピード MAX』でした。
ドミニクの犯罪歴を帳消しにするため、レティはFBI捜査官ブライアン・オコナーと裏で司法取引を結び、麻薬王ブラガの密輸組織へ潜入捜査を敢行。しかし正体が見破られ、ブラガの腹心フェニックス・カルデロン駆るフォード・トリノに執拗に追いつめられます。横転炎上したレティの車に向けてフェニックスが発砲し、車両は大爆発。遺体もドミニクの手で埋葬され、誰もが彼女の死を確信しました。
では、ワイスピでのレティ生存の経緯はどのようなものだったのでしょうか。真相が明かされたのは、第5作『ワイルド・スピード MEGA MAX』のポストクレジットシーン、そして本格登場となった第6作『ワイルド・スピード EURO MISSION』です。観客から「レティの復活は何作目だったのか」と再確認されることが多いこの復帰劇ですが、第6作の冒頭で当時の詳細が語られます。
カルデロンが引き金を引いた直前、レティは重傷を負いながらも車外へ這い出ており、爆発の爆風で道路脇へ吹き飛ばされていました。命を取り留めたものの、頭部への強打によって重度の逆行性記憶喪失を発症。身元不明のまま現地の病院へ搬送されたところを、元英国軍特殊部隊のオーウェン・ショウに卓越したドライビングテクニックと戦闘能力を見初められ、記憶のないまま彼の犯罪組織の一員として利用されていたのが真相です。