医療機関における付け届けの最新マナーとして、どうしても感謝を行動で示したい場合は、現金ではなく「消えもの」と呼ばれる菓子折りを選ぶのが一般的です。
渡すタイミングとしては、手術前は絶対に避けるべきです。術前に渡そうとすると「便宜を図ってもらおうとしている」と受け取られかねず、医師側も強く拒絶せざるを得ません。渡すのであれば「無事に手術が終わり、退院が決まった日」、あるいは「退院後の最初の外来診察時」が適切なタイミングです。
執刀医や病棟スタッフへ菓子折りを贈る際のポイントは以下の3点です。
1. 個包装で日持ちするものを選ぶ
医師だけでなく、交代制で勤務する看護師やコメディカルスタッフ全員で分け合えるよう、常温保存できる個包装の焼き菓子やゼリーなどが適しています。
2. 金額は2,000円〜3,000円程度に留める
相手に心理的負担や受取拒否のプレッシャーを与えない常識的な価格帯に抑えるのが大人の配慮です。
3. 固辞されたら即座に引き下がる
「規則ですので」と一度でも断られた場合は、無理に押し付けず「お気持ちだけ受け取ってください」と笑顔で引っ込めるのがスマートな礼儀です。無理やり置いて帰る行為は、現場スタッフに返送手続きや報告書作成の手間を強いることになります。