小野小町というキャラクターの個性を語る上で、キャスティングの妙を外すことはできません。歴代の担当声優による熱演が、勝気でありながらどこか憎めない愛されキャラの土台を築きました。
初代声優を務めたのは、実力派声優として名高い岡本麻弥です。登場初期のキリッとした頼れる婦警像を見事に演じ、新キャラクターとしての存在感を一気に署内に根付かせました。
そして、そのバトンを受け継ぎ、長きにわたって小町を演じ切ったのが元アイドルグループ「CoCo」のメンバーで女優・声優の三浦理恵子です。三浦特有の甘く可憐なウィスパーボイスと、両津に食ってかかる際のドスの利いた啖呵とのギャップは、視聴者の心を瞬く間に掴みました。「両津センパイ!」と小馬鹿にする小憎らしさと、ふとした瞬間に見せる乙女心の絶妙なバランスは、三浦理恵子だからこそ表現できた唯一無二の魅力です。