ズボンの紐戻し方が難航する最大の理由は、柔らかい紐単体では摩擦力に負けてしまい、布の中で推進力を生み出せない点にあります。先端に硬い「ガイド(芯)」を取り付け、外側から布地をクシュクシュと手繰り寄せて押し出す「尺取り虫方式」を採用すれば、どんな不器用な方でも迷わず作業を完了できます。
裏ワザ1:安全ピンを使った紐通し(厚手スウェット・幅広紐向け)
最も失敗が少なく、プロのスタイリストやアパレル関係者も現場で多用するのが安全ピンを活用する方法です。
- 紐の端から約1cm内側の位置に、中サイズ以上の安全ピンをしっかりと刺してロックします。
- 安全ピンの頭(丸い金具側)を先頭にして、ウエストの通し口から内部へ差し込みます。
- 布地の上から安全ピンの頭をつまみ、前方にグッと押し出します。
- 反対の手でたわんだウエスト生地を後ろへ引き戻す動作を繰り返すことで、わずか数十秒で反対側の出口まで到達します。
裏ワザ2:ストロー&ホッチキス(薄手パンツ・パーカーの紐向け)
「スウェットの紐が抜けた」「パーカーの紐が取れた」という場面で、穴が細くて安全ピンが引っかかりやすいケースには飲料用ストローが抜群の効果を発揮します。
ストローを約7〜10cmの長さにカットし、その中に紐の先端を2cmほど通します。抜けないように外側からホッチキスで1〜2箇所パチンと留めるか、セロハンテープで巻き留めます。ストロー自体に適度なしなりと直線的な硬度があるため、カーブの多いウエスト周りでも詰まることなく、驚くほどスピーディーに滑り抜けます。
裏ワザ3:ヘアピン・ペーパークリップ(道具がない緊急時のレスキュー)
出先や宿泊先などで道具が限られている場合は、ヘアピン(アメリカピン)や文房具のゼムクリップを活用します。ピンの先端に紐を挟み込み、摩擦で外れてしまわないよう結び目を作るか輪ゴムで根元を固めます。玉付きのヘアピンであれば、布地の内側を傷つけたり引っ掛けたりするリスクを最小限に抑えながら通すことが可能です。