小野まじめの隣で、涼しい顔で合いの手を入れ、絶妙な間で突っ込みを繰り出す相方・せんちゃん(本名:仙庭拓治)。二人は2001年にコンビを結成して以来、一度の解散危機もなく、20年以上にわたって二人三脚で歩んできました。
彼らの代名詞である「男は黙って〇〇!」「なぁーにぃぃぃーー!? やっちまったなぁ!」というフォーマットは、単なるギャグの枠組みを超えて、日本人のコミュニケーション構造に深く根付いています。社会心理学の観点から見ると、他人の些細な失敗談を「やっちまったなぁ!」と笑い飛ばし、「男は黙って〜」と荒唐無稽な極論で包み込む構造は、「失敗をポジティブに肯定し、場を和ませる集団浄化作用(カタルシス)」を持っています。
悪意や他者への攻撃性を徹底的に排除した古典落語のような様式美があるからこそ、老若男女が集まる地域のお祭りや、お堅い大手企業の祝勝会でも安心して起用できるのです。2020年代以降のSNS社会においても、ネットスラングやパロディ動画として彼らのネタが若い世代に自然拡散され続けているのは、この強固なフォーマットが持つ普遍性の証明と言えます。