着付けの工程で最も「難しそう」と敬遠されがちなのが帯結びですが、基本の型を一度覚えてしまえば決して複雑ではありません。伝統的で端正な印象を与える定番といえば、浴衣帯結び半幅帯文庫結び手順です。帯全体の長さを把握し、手先(結び始めの端)を約50cm取って半分に折り、胴に2周巻きつけます。しっかりと胴回りを引き締めた後、手先を上にして結び目を作り、残った垂れ先で羽根を作って中央でジャバラ折りにし、手先を上からかぶせて下へ引き抜きます。羽根の角度を左右均等に広げ、ふわっと立体感を持たせることが可愛らしく仕上げる秘訣です。
一方、2026年のファッショントレンドとして若い世代から大人の女性まで圧倒的な支持を集めているのが、浴衣兵児帯大人のアレンジ結び方です。かつては子ども用というイメージが強かった兵児帯ですが、現在は上質なシワ加工や光沢のあるニュアンスカラー素材が主流となっています。2周巻いてリボン結びをするだけでも華やかですが、結び目を縦にして羽根を何重にも引き出す「トリプルリボン」や、結び目の上から帯締めをアクセントに巻き、毛先を中に丸め込む「シニヨン風アレンジ」を取り入れると、落ち着きのある洗練されたバックスタイルが完成します。