結論から申し上げますと、ストリーマランプが一定間隔で点滅している状態の約8割は、機械の寿命や電気系統の破損ではなく、機器が自ら発信している定期的清掃のリマインダーです。
ダイキンエアコンのフラッグシップ機である「うるるとさらら(うるさらシリーズ)」をはじめとする多くのモデルでは、ストリーマ機能の通算稼働時間が約1,800時間(24時間連続稼働でおよそ75日、1日8時間使用で約7〜8カ月)に達すると、自動的にランプを点滅させてユーザーに通知する制御ロジックが組み込まれています。これは一般的なエアコンにおける「フィルター掃除サイン」と同様の保守喚起システムです。
ストリーマとは、プラズマ放電の一種によって有害物質を酸化分解する高度な技術です。放電部にホコリや油煙、タバコのヤニなどが蓄積すると、正常な放電現象が阻害され、脱臭・除菌効率が著しく低下します。最悪の場合、微細なトラッキング現象によってユニット自体に過剰な負荷がかかるため、マイコンがあらかじめ設定された稼働時間をもとに「これ以上汚れた状態で使い続ける前に、ユニットを取り出して清掃してください」と警告を発しているわけです。
ただし、残りの2割には注意を払わなければなりません。「ストリーマランプのみが単独で点滅しているのか」、それとも「運転ランプやタイマーランプなど他の表示灯も同時に激しく点滅しているのか」によって、状況の深刻度は180度異なります。他のランプも巻き込んで点滅している場合や、エアコン自体が冷暖房の運転を完全に停止して送風口を閉じてしまっている場合は、ストリーマ単体の問題ではなく、インバーター基板やファンモーター、冷媒系統に起因するシステム保護停止(本物の故障)のサインとなります。