足立区生物園の核心とも言えるのが、足を踏み入れた瞬間に別世界が広がる蝶の温室です。二階建て構造の吹き抜けドームには年中南国の植物が生い茂り、日本最大級のチョウ「オオゴマダラ」をはじめとする数百頭の美しい蝶が空間を埋め尽くすように乱舞しています。頭上だけでなく、足元や肩先すれすれを舞う光景は、都内であることを忘れさせるほどの迫力です。金色のサナギが並ぶ観察スペースもあり、生命の神秘を目の当たりにした子どもたちが目を輝かせる姿が日常的に見られます。
さらに、来場者の心を捉えて離さないのがふれあいコーナーです。モルモットの抱っこ体験やヒツジ・ヤギへの餌やりなど、動物の手触りや体温を直接肌で感じられる設計になっています。飼育員が「動物が怖がらない抱き方」を丁寧に教えてくれるため、動物園デビューとなる幼児にとっても理想的な環境です。屋内水族館エリアには巨大なアマゾン水槽が鎮座し、世界最大の淡水魚ピラルクーが悠然と泳ぎ回る姿は圧巻の一言。2026年に向けた季節特別展や夜間特別開園など、生きものの生態に深く迫るイベントも定期的に開催されています。