エラーコードが判明した際、それが一時的なマイコンのフリーズや突発的なノイズによる誤検知であれば、電源の完全遮断によるリセット(初期化)で嘘のように復旧することがあります。パソコンの再起動と同じ原理です。
ただし、ただ単にリモコンの入切ボタンを押すだけでは、待機電力が基板に残り続けているためマイコンのリセットは完了しません。以下の正しいステップを実行してください。
ステップ1:運転停止を確認する
リモコンで運転を停止させ、室内機のフラップ(風向きルーバー)が完全に閉じるのを待ちます。
ステップ2:主電源を完全に断つ
エアコン専用の電源コンセントプラグをコンセントから抜きます。高所にあって手が届かない場合や埋込型の場合は、分電盤にある「エアコン専用ブレーカー」を確実に落とします。
ステップ3:最低でも3〜5分間放置する(最重要)
基板内の電解コンデンサには残留電荷が蓄えられています。電源を切ってすぐに戻すと内部データが中途半端に保持され、リセットがかかりません。必ず3分以上、できれば5分間放置して完全放電を待ちます。
ステップ4:電源を再投入し、テスト運転を行う
プラグを差し込むかブレーカーを上げ、数分待ってからリモコンで「冷房」または「暖房」を入れます。この際、室外機のファンが回転を始め、タイマーランプが点滅せずに冷風・温風が吹き出せば、一時的なエラーからの復旧成功です。
※注意:リセット直後に再びタイマーランプが点滅し始める場合は、物理的な部品故障や基板破損が確定している証拠です。何度も電源をオン・オフして無理に動かそうとすると、電気回路のショートを招き火災や重故障の引き金になるため、即座にブレーカーを切って使用を中止してください。