松葉杖生活で最大の恐怖スポットが「階段」です。平地と違って踏み外せば大事故に直結するため、医療現場では絶対に間違えてはならない基本フレーズが指導されています。
覚えるべき合言葉は、「行きは良い良い(健足から)、帰りは怖い(患足・杖から)」です。
【階段を上る手順(健足ファースト)】
1. 階段の一歩手前で立ち止まり、姿勢を安定させます。
2. 両手のグリップに全体重をしっかりと預けます。
3. 健足(健康な足)を一段上に上げます。
4. 健足の力で身体を引き上げながら、「松葉杖と患足(怪我した足)」を同時に同じ段へ引き上げます。
※常に「良い足が先に上がって身体を引っ張り上げる」構造になります。
【階段を下りる手順(患足&杖ファースト)】
1. 階段の端に立ち、健足に体重を乗せてバランスをとります。
2. まず「松葉杖と患足(怪我した足)」を同時に一段下へ下ろします。
3. 杖に全体重をしっかりと乗せて上半身を安定させます。
4. 最後に健足(健康な足)を同じ段へゆっくり下ろします。
※健足が最後まで高い段で身体を支え、膝をクッションのように使ってゆっくり下ろすのがポイントです。
手すりがある階段では、松葉杖階段の上り下りの安全性が飛躍的に高まります。手すり側の松葉杖をもう片方の手(外側の手)に移して2本まとめて握るか、外側の脇に挟み、片手でしっかりと手すりを握って昇降するのが最も安全な手順です。