Yoasobi『夜に駆ける』歌詞の意味と原作の結末|年齢制限の真相を考察

Yoasobi『夜に駆ける』歌詞の意味と原作の結末|年齢制限の真相を考察

Yoasobi『夜に駆ける』歌詞の意味と原作の結末|年齢制限の真相を考察の最新情報をお届けします。役立つ情報が詰まっています。

YOASOBIの楽曲を深く理解するうえで避けて通れないのが、小説投稿サイト「monogatary.com」に投稿された星野舞夜(ほしのまよ)氏の短編小説『タナトスの誘惑』の存在です。この原作を忠実に音楽へ昇華させたのが「夜に駆ける」であり、歌詞の全容を解き明かす鍵はすべて小説の中に記されています。

作中におけるヒロインは、ギリシャ神話の死神「タナトス」に魅入られた女性として登場します。彼女は日常的に自殺願望(タナトス)に囚われ、ビルの屋上から飛び降りようとしては主人公の「僕」に止められていました。「僕」は彼女を現世に繋ぎ止めようと献身的に支え続けますが、次第に精神をすり減らしていきます。

そして迎える衝撃のクライマックス。彼女が真に求めていたのは「死を止めてくれる存在」ではなく、「一緒に死んでくれるパートナー」でした。主人公自身が無意識のうちに希死念慮を抱えていたことを見抜いていた彼女は、優しく微笑みながら「僕」に手を差し伸べます。その瞬間、主人公の目には彼女が「死神そのもの」として映り、すべてを諦めた二人は手を繋いで夜の空へと身を投げます。救いのないバッドエンドでありながら、当人たちにとっては究極の救済として描かれる結末が、リスナーに強烈なカタルシスと恐怖を残しました。

石川 優花
著者

石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。