琵琶湖大花火大会の有料観覧席チケットは、毎年抽選申し込みの段階で倍率が数倍から数十倍に跳ね上がる。2026年の大会でも一般販売枠は開始数分で即日完売。この「完売直後」こそが、詐欺グループにとって絶好の狩り場となる。
チケットを入手できなかったファンは、「どうしても行きたい」「何とか入手する手段はないか」とSNS上でハッシュタグ「#琵琶湖花火大会」「#チケット譲ります」を検索し始める。詐欺師はこの心理を正確に把握している。「急な仕事で行けなくなった」「家族の体調不良で余っている」といった自然な口実を作り、定価またはわずかな上乗せ価格で親切に近づいてくるのだ。
専門家によると、あえて高額転売価格ではなく「定価並み」で提示するのが近年の特徴だという。あまりに高額だと転売ヤーとして警戒されるが、適正価格であれば善意の譲渡に見え、買い手の警戒感が一気に薄れるためだ。