チコちゃんの中身の正体は誰?声と着ぐるみ・Cg合成の裏側を解剖

チコちゃんの中身の正体は誰?声と着ぐるみ・Cg合成の裏側を解剖

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チコちゃんの最大の特徴である「くるくる変わる表情」や「真っ赤になって頭から湯気を噴き出す怒り顔」。あれはスタジオ収録時にどうやって撮影されているのでしょうか。

収録現場のチコちゃんは「無表情」

番組メイキングや技術公開資料によると、スタジオ収録時のチコちゃんは、目や口が動かない固定された表情のマスクを被っています。ゲストや岡村氏は、その「静止した顔の着ぐるみ」を前にしてトークを繰り広げています。

マッチムーブ技術によるポスプロ3DCG合成

収録終了後、膨大な編集作業がスタートします。ポストプロダクション(ポスプロ)において、NHKと映像制作チーム(オムニバス・ジャパンなど)は、着ぐるみの頭部の位置・角度・傾きをフレーム単位で解析するマッチムーブ(トラッキング)技術を使用します。 アクターの頭部の動きに完璧に追従させながら、木村氏のセリフのイントネーションや口の動き(リップシンク)、感情の変化に合わせて作成された3DCGの頭部モデルを丸ごと上書き合成しています。これによって、実写の身体とCGの頭部が継ぎ目なく一体化し、自然で躍動感あふれる映像が完成します。

キャラクター要素担当者・技術の正体一般的な着ぐるみ番組の手法編集部の見解・独自性評価声・セリフ木村祐一(別室ブースからの即興生アフレコ+ボイスチェンジャー)事前録音テープ再生、または声優による固定台本読み芸人特有の鋭いアドリブ力により、予測不能なライブ感と笑いを創出。身体・動作プロの小柄な女性スーツアクター(モーション演者)男性・女性スーツアクターが全身動作を担当キム兄の声に即座に反応する驚異のシンクロ率。5歳児特有の仕草を再現。顔・表情変化収録後の高度3DCGトラッキング&フェイシャル合成メカ内蔵による機械的可動、または固定無表情日本のテレビ番組最高峰のポスプロ技術。巨大化や変顔など表現の自由度が無限。制作コスト・納期1本あたり膨大なCG工数と編集期間(約数週間〜1ヶ月)収録後、通常のテロップ・VTR編集のみで完パケ通常のバラエティ番組を遥かに超える制作費と労力が投入されている。
前田 葵
著者

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。