チコちゃんの最大の特徴である「くるくる変わる表情」や「真っ赤になって頭から湯気を噴き出す怒り顔」。あれはスタジオ収録時にどうやって撮影されているのでしょうか。
収録現場のチコちゃんは「無表情」
番組メイキングや技術公開資料によると、スタジオ収録時のチコちゃんは、目や口が動かない固定された表情のマスクを被っています。ゲストや岡村氏は、その「静止した顔の着ぐるみ」を前にしてトークを繰り広げています。
マッチムーブ技術によるポスプロ3DCG合成
収録終了後、膨大な編集作業がスタートします。ポストプロダクション(ポスプロ)において、NHKと映像制作チーム(オムニバス・ジャパンなど)は、着ぐるみの頭部の位置・角度・傾きをフレーム単位で解析するマッチムーブ(トラッキング)技術を使用します。 アクターの頭部の動きに完璧に追従させながら、木村氏のセリフのイントネーションや口の動き(リップシンク)、感情の変化に合わせて作成された3DCGの頭部モデルを丸ごと上書き合成しています。これによって、実写の身体とCGの頭部が継ぎ目なく一体化し、自然で躍動感あふれる映像が完成します。