顔が赤くなる代表的な皮膚疾患に「酒さ(しゅさ)」があります。中年以降の顔面中央に赤みや毛細血管の拡張、ニキビに似た丘疹(ブツブツ)が生じる慢性の炎症性疾患ですが、内臓疾患が原因の赤みとどう見分ければよいのでしょうか。
判断を誤らないために、代表的な顔が赤くなる病気一覧と特徴を頭に入れておくことが有効です。酒さと内臓原因の見分け方における最大の境界線は、「皮膚局所の自覚症状のみか」「全身性の異変を伴うか」にあります。
酒さの場合、日光浴、アルコール、辛い食べ物、寒暖差などで悪化しやすく、患部のヒリヒリ感や熱感が主体です。一方、内臓原因の場合は、局所の痛痒さよりも「黄疸(白目が黄色い)」「急激な体重変化」「血圧の急上昇」「長引く微熱や関節痛」「下肢のむくみ」といった全身症状が同時に現れます。皮膚科の軟膏を何週間塗っても一切好転しない頑固な赤みは、体内からのアラートである可能性を強く示唆しています。