メディアで度々取り沙汰されるのが、土肥ポン太の八百屋ビジネスにおける年商と年収のリアルな数字です。過去のテレビ特番やインタビュー取材では「ピーク時の年商は2億円超」と語られたこともあり、ネット上では「大富豪芸人」「億万長者」といった華やかなイメージが独り歩きしてきました。
実際の青果小売業界は、売上原価率が70%〜80%前後に達する極めて薄利多売な構造です。仕入れコスト、店舗家賃、冷蔵設備費、人件費、そして生鮮食品特有の「廃棄ロス(歩留まりリスク)」を差し引くと、営業利益率は一般的に数パーセント程度に留まります。土肥ポン太自身も「年商と手元に残る利益はまったく別物」「仕入れ代金の支払いに追われて資金繰りに奔走した時期もあった」と当時の苦労を明かしています。
かつてのように店舗数を無理に拡大するのではなく、催事販売や加工食品プロデュース、農業コンサルティングなど、粗利益率の高い領域へとシフトさせたことで、現在の経営状態は非常に筋肉質かつ安定していると分析できます。