モロー反射が左右非対称な原因とは?片腕だけ動かない危険サインと受診基準

モロー反射が左右非対称な原因とは?片腕だけ動かない危険サインと受診基準

モロー反射が左右非対称な原因とは?片腕だけ動かない危険サインと受診基準の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

正常なモロー反射は、赤ちゃんの頭の位置が急に変わったり、大きな物音が響いたりした刺激に対し、左右対称に両腕を外側へ広げてビクッとさせ、その直後に何かに抱きつくように腕を曲げて元の位置へ戻すという一連の無条件反射です。これは外敵から身を守り、母親にしがみつくための生得的な反応であり、中枢神経系が健全に機能しているかを確かめる重要な指標として、出産直後や乳幼児健診の現場で必ず確認されます。

しかし、小児科医の臨床報告でも指摘されている通り、原始反射の評価において最も注視すべき要素の一つが「左右対称性」です。宇都宮記念病院小児科科長の藤垣義浩医師をはじめとする専門家も、モロー反射が左右非対称に現れる場合には、分娩に伴う上腕神経叢麻痺(腕神経叢麻痺)や鎖骨骨折、あるいは中枢神経の異常を真っ先に疑う必要があると言及しています。

もし片腕だけが動かない、あるいは一方の手だけが不自然な角度で固まっているとすれば、それは刺激を感じ取る神経回路や、筋肉を動かす運動器に物理的な障害が生じている可能性を強く示唆しています。「まだ生後数週間だから動かし方にムラがあるだけだろう」と楽観視してしまうと、適切な治療やリハビリの開始時期を逸してしまうリスクを伴います。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。