Q1:仕手株の急騰に便乗して個人投資家が利益を出すことは可能ですか?
A1:初動の極めて早い段階でエントリーし、欲を出さずに早期利確できるごく一部のトレーダーを除き、大半の個人投資家は損失を出します。仕手筋が売り抜けるタイミングは事前に察知できず、気付いた時には連続ストップ安で売却すらできない状態(寄り付かない状態)に追い込まれるため、極めてリスクが高いギャンブルと言えます。
Q2:金融商品取引法における「相場操縦」と合法的な大口投資の境界線はどこですか?
A2:自身の計算で純粋に企業価値を評価して買い増す行為は合法ですが、「他人に誤解を生じさせる目的での仮装売買・馴合い売買」や「株価を意図的に誘導・固定させる目的での見せ板・買い上がり」、さらに「虚偽の情報を流す風説の流布」は金融商品取引法第159条等で明確に禁じられています。証券取引等監視委員会(SESC)は売買ログや通信記録を精査し、不正な意図の有無を厳しく監視しています。
Q3:2026年現在でも昔のような大規模な仕手グループは活動しているのですか?
A3:昭和期のような数百億円をあからさまに投じる仕手集団は、法規制と市場監視システムの高度化(AIによる不正検知など)によって激減しました。しかし、規制の目をかいくぐる小規模なグループや、海外ファンドを装うスキーム、SNSのフォロワーを利用して合法的な売買を装う「分散型の手法」は今なお形態を変えて存在しています。