加齢とともに鼻が大きくなる主な原因として、まず挙げられるのが顔面骨の骨萎縮と靭帯の弛緩です。年齢を重ねると、頭蓋骨や上顎骨の骨量が減少し、鼻の土台となっている「梨状口(りじょうこう)」と呼ばれる骨の空洞部分が徐々に拡大していきます。土台が広がることで鼻翼(小鼻)を支える靭帯が緩み、外側へと引っ張られて横に広がってしまうのです。
さらに、皮膚の弾力を保つコラーゲンやエラスチンが減少すると、鼻先の皮膚がハリを失って垂れ下がります。鼻尖(鼻先)が下を向くことで、正面から見た際に小鼻がどっしりと横に強調され、結果として「鼻全体が肥大化した」という視覚的印象を与えます。
骨や皮膚の変化に加え、血流やリンパの滞りによる慢性的なむくみも無視できません。鼻の周囲には細かい毛細血管が集中しており、冷えや塩分の過剰摂取、表情筋の運動不足によって余分な水分が溜まると、小鼻が厚みを帯びて膨らんで見えます。