露出度の高いグラビアを経験していない永野芽郁ですが、出版物としてのビジュアル表現においては他の追随を許さない独自の成功モデルを築き上げています。単発の写真集にとどまらず、ファンとの繋がりを重視した定期刊行プロジェクトまで、その展開は極めて戦略的です。
2019年に発表された1st写真集『moment』は、連続テレビ小説『半分、青い。』のヒロイン撮影を終えた直後の貴重なタイミングで撮影されました。特筆すべきは、全編のほぼ大半をノーメイク、私服スタイリングを交えて撮影した点にあります。アメリカ・フロリダの抜けるような青空の下、等身大の笑顔と無防備な仕草を捉えたカットは、従来の男性向けグラビア写真集とは完全に一線を画すアートピースとして仕上がっています。
続く季刊誌『team mate』では、ファンとの「チームメイト」としての絆をテーマに据え、季節ごとのアクティビティや素の表情をドキュメンタリータッチで記録しました。写真集という一時的なイベントに終わらせず、中長期的なビジュアルコミュニケーションを構築した手法は、芸能界のプロモーション戦略としても高い評価を獲得しています。