時代劇の金字塔である徳川吉宗をモチーフに据え、豪快な出玉とコミカルな演出でファンを虜にしてきた名機「吉宗」。お馴染みの越後屋退治だけでなく、お茶目な爺(吉宗)の突飛なアクションに一喜一憂した記憶を持つファンも多いはずだ。日本電動式遊技機工業協同組合が主導する自主規制や技術規格の変遷を経ながらも、遊技機産業は常に時代ごとの最適解を模索してきた。
その最新到達点となる本作は、初代の持つ「どこからでも刺さる期待感」を現代のスマスロスペックで見事に再構築した。しかし、自由度が高まった反面、内部モードの把握を怠れば手痛い投資を強いられる。特にモードBは、天国への架け橋となるか、それとも追加投資の泥沼へ引きずり込む落とし穴となるか、極めて際どい境界線上に位置している。