塗装のゆず肌はなぜ起きる?失敗を消す直し方と美しい鏡面への対策

塗装のゆず肌はなぜ起きる?失敗を消す直し方と美しい鏡面への対策

塗装のゆず肌はなぜ起きる?失敗を消す直し方と美しい鏡面への対策に関する質問を分かりやすくまとめました。最新データをチェックしましょう。

Q1:塗装直後にゆず肌になっていることに気づきました。乾く前に上塗りして修正できますか?
A1:乾く前の重ね塗りは厳禁です。半乾きの状態でさらに塗料を塗り重ねると、内部に溶剤が閉じ込められて「発泡(ピンホール)」や「塗膜のシワ・チヂレ」といった深刻な塗装失敗を引き起こします。凹凸が気になってもそのまま完全に硬化させ、後からペーパー掛けとコンパウンドで研磨修正するか、研ぎ落としてから再塗装するのが最短の解決策です。

Q2:ゆず肌はコンパウンドで磨くだけで綺麗に直せますか?ペーパー掛けは必須ですか?
A2:ごく軽微なゆず肌であればコンパウンドとポリッシャーの研磨だけでも平滑に近づけることは可能ですが、はっきりと目視できるゆず肌はコンパウンドだけでは凹凸の「凸部」だけを効率よく削ることができません。当て木を使った耐水ペーパー(#1500〜#3000)で凸部を削って面を平らに出してからコンパウンドで艶を戻す手順を踏む方が、結果的に塗膜を削りすぎず綺麗に仕上がります。

Q3:車のクリア塗装をペーパー掛けする際、失敗しないための見極めポイントはありますか?
A3:研磨中の「艶の残り具合」を目安にします。水を拭き取りながら観察し、ゆず肌の谷間(凹部)にある小さな光沢の点が消え、全体がムラのない均一なマット状になった瞬間がペーパー掛け終了の合図です。それ以上削り続けるとクリア層を突き破ってベースカラーを傷つける危険があるため、凹凸が消えた段階で速やかにコンパウンド工程へ移行してください。

Q4:外壁塗装の見積もりに「ゆず肌仕上げ」と書かれていましたが、これは欠陥ですか?
A4:外壁塗装における「ゆず肌仕上げ」は欠陥ではなく、専用の多孔質ローラーや吹き付け工法を用いて意図的に厚みのある立体的なテクスチャーを作る標準的な意匠工法の一つです。耐久性やひび割れ追従性を高める目的で施工されます。ただし、フラットな仕上がりを希望していたにもかかわらず勝手にゆず肌状になっていたり、凹凸の大きさに極端な塗りムラがある場合は施工不良の可能性があるため、業者へ仕様の確認を行ってください。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。