センター内に入ると、名鉄グループの「名鉄海上観光船」が運航する定期船の切符売り場があります。ここで押さえておくべきなのは、師崎港フェリー時刻表および名鉄海上観光船の運賃に関する運行形態の決定的な違いです。
師崎港から日間賀島(西港・東港)や篠島へ向かう定期便には、人がメインで乗る「高速船」と、車両を運ぶ「カーフェリー」の2系統が存在します。日間賀島までの所要時間は高速船ならわずか約10分、篠島までも約10分と極めて軽快です。大人片道運賃はいずれも800円前後(往復割引設定あり)と手頃ですが、予約システムに関して致命的な勘違いがネット上でも散見されます。
結論から言えば、旅客のみで乗る高速船は事前予約が不要(先着順乗船)です。ウェブ予約枠を確保していなくても、当日窓口や自動券売機で切符を購入すれば順番に乗船できます。一方、車をそのまま島へ運びたい場合の篠島フェリー予約および日間賀島行きフェリーは完全な予約制・台数限定です。フェリーに積める普通車は1便あたり数台程度に限られるため、数週間前には枠が埋まります。「予約なしで港に行けば車ごと載せてもらえる」と誤解して現地で立ち往生するケースが毎週末のように発生しています。
さらに注意が必要なのが、離島特有の師崎港フェリーの欠航理由です。三河湾と伊勢湾の結節点に位置する師崎沖は潮流が速く、外海からの風やウネリの影響をダイレクトに受けます。台風の接近時はもちろん、冬場に特有の強い北西風(伊吹おろし)が吹き荒れる日や、海上濃霧が発生した朝は、波高2メートル未満であっても安全基準により運航見合わせとなることがあります。公式ウェブサイトの「運航状況速報」を当日の出港直前まで必ず確認しておくことが鉄則です。