事実無根であるにもかかわらず、検索窓に過激なワードが残り続ける理由には、インターネット特有のアルゴリズムと拡散心理が深く関係しています。背景を分析すると、主に3つの要因が浮かび上がります。
第1に、悪質なクリックベイト(釣り見出し)の存在です。YouTubeなどの動画共有プラットフォームにおいて、再生数を稼ぐために過激なサムネイル画像や刺激的な文言を付けた違法切り抜き動画が多数投稿されました。これらをクリックしたユーザーの履歴が蓄積され、サジェスト機能が機械的にワードを拾い上げてしまった側面があります。
第2に、本田真凜さんが持つ圧倒的なアイコン性です。ジュニア時代から「美しすぎるスケーター」として脚光を浴び、競技者としての実績に加え、アイドルのようなルックスで常に世間の注目を集めてきました。注視度が高い著名人ほど、些細な画面の違和感に過剰反応が起きやすい土壌があります。
第3に、ネットユーザーの「確認欲求」です。「本当にそんなハプニングがあったのか?」と真相を確かめようと検索する人が相次ぎ、その検索行動自体がさらなる検索数を生み出すという循環が定着してしまいました。