熊本の繁華街は、熊本城の南東に広がる「上通(かみとおり)」と「下通(しもとおり)」、そして「新市街」を中心とした巨大アーケード街が主軸です。観光情報サイトやSNSでは下通の大型飲食店が目立ちますが、地元住民の利用実態を調査すると、エリアごとに明確な棲み分けが見えてきます。
取材班が地元サラリーマンや飲食関係者に行ったヒアリングによると、「上通の手取本町や並木坂周辺は、落ち着いた大人の隠れ家ディナーや個室居酒屋が充実している」との声が多数を占めました。一方、下通や銀座通りは深夜まで賑わう大衆店や老舗ラーメン店が密集しており、ハシゴ酒に最適な活気あふれる環境です。
さらに注目すべきは、歴史情緒が残る「新町・呉服町エリア」です。戦前からの町屋を改装した飲食店や、創業数十年を誇る馬肉専門店が点在しており、食べログの高評価ランキング上位の常連店であっても、観光客が少なく落ち着いて食事を楽しめる穴場スポットとして重宝されています。