スポーツ強豪校の枠組みにとどまらない同校の大きな武器が、私立普通科高校としては極めて珍しい食育実践科の存在です。
厚生労働大臣指定の調理師養成施設として認可されており、所定のカリキュラムを修了して卒業すれば、国家試験免除で調理師免許証を取得できます。日本料理・西洋料理・中国料理・製菓製パンの専任講師や一流ホテルの料理長経験者が直接指導にあたり、プロ仕様の本格的な調理実習室で高度な技術を体得します。
取材で特筆すべきは、同科が「アスリート支援」と密接にリンクしている点です。運動部の部員に対する栄養バランス指導や、大会期に合わせた献立開発など、実践的なスポーツ栄養学を校内で体現できる仕組みが整っています。卒業生の進路も、帝国ホテルなどの一流ホテルや有名料亭への就職から、管理栄養士を目指す4年制大学への進学まで多岐にわたり、「高校3年間で一生モノの手に職を付ける」という極めて実用的な価値を提供しています。