女性の身体に関する最大の誤解は、見えている部分だけで完結していると思い込むことだ。事実は全く異なる。オーストラリアの泌尿器科医ヘレン・オコネル教授らのMRI研究によって、長年隠されていた全体像が白日の下に晒された。
外部に見える突起部分は、氷山の一角にすぎない。体内に深く広がる立体的な組織群こそが、感度の本体である。解剖学の視点から見れば、外陰部から骨盤底筋群に至るまで、網目状に神経と血管が張り巡らされている。この全貌を知ることなしに、正しい理解はあり得ない。
特に陰核(クリトリス)は、数千から1万以上の神経末端が集中する特異な器官だ。内部には「脚」と呼ばれる左右に広がる勃起組織が存在し、刺激を受けると充血して膨らむ。つまり、表面的なタッチだけでなく、周辺組織への圧迫や振動もダイレクトに届く仕組みになっている。