2007年の電撃結婚当時、ダルビッシュ有は日本球界の若き至宝であり、紗栄子は圧倒的な人気を誇るタレント・モデルだった。誰もが羨むスター同士の結婚生活は、しかし、わずか5年で幕を閉じる。その背景にあったのは、アスリートとしての極限のストイックさと、家庭に求められる役割との「決定的なズレ」だった。
ダルビッシュは当時から、野球に対して一切の妥協を許さない姿勢を貫いていた。一方で、紗栄子もまた自身のブランドや育児で多忙を極める日々。互いに才能に溢れ、自己実現への欲求が強すぎたがゆえに、家庭という一つの船を同じ方向へ漕ぎ進めることが難しくなったのは、想像に難くない。