街の変貌を語る上で欠かせないのが、エリアを支える組織の地道な変革意識だ。阪急東通商店街振興組合は、安全でクリーンな環境づくりを推進しながらも、商店街特有の猥雑さと活気を損なわない絶妙な舵取りを続けてきた。防犯カメラの設置や街路灯のLED化、路上勧誘への対策など、来訪者が安心して夜を楽しめる土台を整えている。
同時に、阪急阪神ホールディングス株式会社による梅田エリア全体の都市開発や再編の波も、この地にポジティブな緊張感をもたらしている。巨大商業施設が立ち並ぶ整然とした駅前エリアと、東通りが誇る有機的で泥臭いストリート感。この二層構造のコントラストこそが、キタという街の奥深さを決定づけている。