メディアで見せる強気なキャラクターの裏で、勝谷氏のプライベートは深い孤独と隣り合わせでした。過去に結婚歴がありましたが後に離婚しており、晩年は独身生活を送っていました。子どもはおらず、体調を崩した彼を精神的・医療的に支え続けたのは、尼崎で医院を営む実弟・友宏氏でした。
孤独の中で彼が命を削って向き合っていたのが、インターネット草創期から日刊で配信し続けた有料メールマガジン『勝谷誠彦の××な日々。』(後に『血出し完全版』)です。365日、どれほど酒に酔っていようと、旅先であろうと、休刊することなく毎日数万文字に及ぶ熱狂的なテキストを配信し続けました。
テレビでは語り尽くせない政治の裏事情や、自らの弱さ、うつ病の苦しみまでも赤裸々に綴ったメルマガは、勝谷氏にとって魂の叫びを発信する「最後の砦」だったと言えます。