東京から関西へと完全移住を果たした私生活についても、彼らしい堅実さと温かみが垣間見える。長年連れ添う妻の亜耶(あや)さんとは、テレビでの激しいいじられキャラ時代から現在に至るまで、深い絆で結ばれている。慣れない土地での再出発となった移住当初も、妻の献身的な支えが落語への専念を可能にした。
子どもたちもすでに成長し、家庭内には穏やかな時間が流れている。休日に近所の商店街で買い物を楽しむ姿や、愛犬の散歩をする姿が目撃されるなど、近隣住民との関係も極めて良好だ。深夜のスタジオ収録に追われていた東京時代とは異なり、家族とともに朝食を囲み、規則正しい生活の中で稽古に打ち込む。その地に足のついた暮らしこそが、円熟味を増す高座の説得力を支える源泉となっている。