ネット上の掲示板やSNSでは「JU愛知のオークションに潜入して格安で愛車を手に入れた」といった真偽不明の体験談が散見されます。しかし、日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連)傘下である愛知県中古自動車販売商工組合が運営するJU愛知オートオークションにおいて、一般個人の直接参加・入場・応札は100%不可能です。
オークション会場はプロ同士が数秒単位で数百万円の取引を確定させる巨大な卸売市場です。取引の信用性と決済スピードを担保するため、JU愛知会員登録条件と審査は業界内でも厳格に運用されています。会員になるためには、主に以下のようなハードルを越えなければなりません。
第一に、古物商許可証を取得してから1年以上の正規営業実績があること。第二に、固定された常設店舗および自動車展示場を構えていること。さらに、既存組合員による推薦や保証人の擁立、日本中古自動車販売協会連合会およびJU愛知による所定の資産状況・信用情報審査を通過し、高額な入会金や出資金を納入することが義務付けられています。単に「車が好きだから」「安く1台買いたいから」という動機で一般人が立ち入れる場所ではありません。
では、なぜ「JU愛知オークション一般人購入」という言葉が飛び交うのでしょうか。そのからくりはすべて、会員資格を持つ中古車販売店や「オークション代行業者」が間に入り、顧客の代わりに代理入札・落札を行うサービスに起因しています。一般人がJU愛知の出品車両を手に入れる唯一の現実的なルートは、この代行システムを利用することに他なりません。