ワイヤーバスケットは、細いアイアンやステンレスのラインによって「抜け感」を生み出す秀逸な収納ギアです。ところが、収納のプロや住まい関連の現場調査によると、購入者の約74%が「購入後に中身の見え方で後悔した経験がある」と回答しています。その原因は、中に入れた物の輪郭や原色(洗剤ボトル、食品パッケージ、タオルの不揃いな折り目など)が格子越しに細切れに見え、脳が「散乱している」と認識してしまう点にあります。
整理収納アドバイザーの視点では、空間のノイズを減らすには「色数の制限」と「面の均一化」が基本原則です。ワイヤーバスケット単体では面が存在しないため、収納物そのものが外観を決定づけてしまいます。そこで必要になるのが、内側または外側に適切な遮蔽レイヤーを1枚挟むワイヤーバスケットの中身が見えない工夫です。完全に密閉するのではなく、素材の風合いを活かしながら視線をコントロールすることで、開放感を損なわずに生活感を消し去ることができます。