恵俊彰のキャリアを語る上で欠かせないのが、学歴に対するストイックな探求心と、50代半ばにして挑んだ早稲田大学大学院スポーツ科学研究科(修士課程)への進学です。
鹿児島県立甲南高等学校という県内屈指の進学校を卒業した恵俊彰ですが、大学受験では志望校に届かず、上京して浪人生活を送る中で芸人の道へと進みました。知性派MCとして活躍する一方で、長年にわたり「大学を卒業していない」という学歴コンプレックスを胸の内に抱えていたことを、後のインタビューなどで率直に告白しています。
2026年4月、当時56歳で早稲田大学大学院に入学した動機は、単なる肩書き作りではありませんでした。多忙を極める生放送の合間を縫い、専門書を読み込み、熱心に対面講義や論文執筆に取り組む姿が教授陣や同級生からも目撃されています。研究テーマとして選んだのは、自身がキャスターとして深く関わった「ラグビーワールドカップ2019日本大会における組織マネジメントと熱狂のメカニズム」でした。
2026年に修士課程を無事修了した経験は、情報番組での発言により深い客観性と学術的裏付けをもたらしました。中高年層の学び直し(リスキリング)が社会的なトレンドとなる中、自らの行動で知的好奇心を証明したこの挑戦は、コメンテーターとしての説得力を一段引き上げる決定打となりました。