結論から明かすと、各種公開データおよび市場推計を統合した日本長者番付100位の資産額は、およそ380億円から420億円(約2億5000万〜2億8000万ドル)のレンジに位置しています。株高基調やインフレ局面を背景に、この数年でボーダーラインの水準は確実に切り上がりました。
一般的に広く知られるフォーブスジャパンの資産保有額ランキング(日本富豪50人)では、50位のカットラインが約1100億〜1200億円前後で推移しています。つまり、公表される50人の枠からさらに裾野を広げた「日本の富豪100人」の枠組みにおいて、51位から100位のゾーンには資産数百億円規模のオーナー経営者がひしめき合っている状況です。
この日本長者番付の資産ボーダーラインに位置する顔ぶれを見ると、東証プライムやグロース市場に上場を果たした成長企業の創業者、地方で圧倒的なシェアを握る有力非上場企業のオーナー一族、あるいは急拡大を遂げたM&A仲介・専門商社のトップが目立ちます。サラリーマンの生涯賃金(平均2億〜3億円)と比較すると、実に150倍以上の個人資産を一世代で築き上げた計算です。