日本国内のファンにとって最大の関心事の一つが、「どの吹き替え版で観るか」という点です。本作には大きく分けて「劇場公開・DVD/Blu-ray版」と、日本テレビ系「金曜ロードショー版」の2種類の日本語吹き替えが存在します。
とりわけ議論を呼ぶのがウィリー・ウォンカの声の解釈です。故・藤原啓治さんが演じたDVD版は、皮肉屋で人間嫌い、どこか乾いたダークな大人の狂気がにじみ出ており、映画本来のティム・バートン的ブラックユーモアを完璧に表現しています。一方、宮野真守さんによる金ロー版は、ミュージカル調の華やかさとコミカルなテンポ感が際立ち、家族で楽しむエンターテインメントとして極めて完成度が高い仕上がりとなっています。