2018年夏に正式に入籍した直後、彼女を待ち受けていたのは過酷な異国生活だった。スペインのラ・リーガで戦う柴崎を支えるため、真野は自身の仕事を大幅にセーブし、現地へ移住。言葉も文化も異なる環境での生活は、決して甘いものではなかった。
特に困難を極めたのが食事面のサポートだ。プロサッカー選手のコンディション管理は、日々の栄養摂取がパフォーマンスに直結する。彼女は現地で手に入る食材を吟味し、独学でアスリートフードの知識を習得。怪我に苦しむ時期もあった夫を、食とメンタル両面から懸命に支え続けた。言葉の壁にぶつかりながらも地元の市場に足を運び、現地の人々とコミュニケーションを図ろうとする努力の姿勢は、現地在住の日本人関係者の間でも高く評価されていた。