ゴールデンボンバーを語る上で欠かせないのが、エアーバンドという唯一無二の形態だ。楽器をまともに演奏しないスタイルは、デビュー当初こそ音楽界の一部から異色な目で見られたものの、彼らはそれを圧倒的なエンターテインメントへと昇華させた。ギターのパフォーマーである喜矢武豊、ステージ上で縦横無尽に客席を煽る歌広場淳、そして白塗りのメイクで強烈なインパクトを残すドラムの樽美酒研二。
鬼龍院翔が創り出す切ない楽曲の世界観を、3人のメンバーが身体を張ったコメディと情熱的なライブパフォーマンスで包み込む。この絶妙なコントラストがあるからこそ、「女々しくて」の持つ切なさは暗いものにならず、観客全員が一心不乱に跳びはね、笑顔で一緒に口ずさめる「救い」へと変貌するのだ。各メンバーの強烈な個性とコミットメントが、楽曲の魅力を何倍にも増幅させている。