美味しさの8割を決める「食感」の正体!脳を刺激するテクスチャーの科学

美味しさの8割を決める「食感」の正体!脳を刺激するテクスチャーの科学

美味しさの8割を決める「食感」の正体!脳を刺激するテクスチャーの科学の注目ポイントを分かりやすくまとめてご紹介します。

食感とは、食品を口に入れたときに歯、舌、歯茎、口蓋(口の天井部分)などで感じる物理的な触覚や力学的刺激の総称です。専門的には英語の「テクスチャー(Texture)」という言葉で表され、食品の構造組織や粘弾性といった物理特性に由来します。

料理を食べた際、味蕾が捉える「甘味・塩味・酸味・苦味・うま味」の基本五味は、味わい全体のわずか2割程度に過ぎないとも言われます。残りの約8割の美味しさの要素は、咀嚼時のテクスチャー、鼻へ抜ける風味、そして視覚や聴覚などの情報が複合的に絡み合って脳内で構築されています。

たとえ完璧な味付けが施されたポテトチップスであっても、湿気てフニャフニャになっていれば誰も美味しいと感じません。食感は単なる噛み心地にとどまらず、その食品が「新鮮で安全か」「食べる価値があるか」を瞬時に脳へ伝える決定的なシグナルなのです。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。