うんこえいごが子供にウケる理由は、単なる下ネタの面白さではない。発達心理学の観点から見ると、3歳から8歳頃の子供は「禁忌語」に対する強い興味を示す時期がある。大人が眉をひそめる言葉を使うこと自体が、子供にとってはスリルであり、自己表現であり、そして何より楽しい遊びなのだ。うんこえいごは、この発達段階の特性を正面から活用している。
さらに重要なのは、笑いが記憶の定着を促進するという点である。感情が動いた出来事は扁桃体を介して記憶に残りやすいことが知られている。うんこえいごのフレーズは、笑いを伴って脳に刻まれるため、通常の単語帳やフラッシュカードでは考えられないほど自然に反復される。実際、複数の保護者アンケートやSNS投稿では「一回聞いただけで覚えていた」「寝る前に自分から口ずさんでいた」という報告が多数見られる。
また、うんこえいごの多くは短文・リズム・繰り返しで構成されている。英語の音韻認識(フォニックス的な要素)を、子供が抵抗なく口に出せる形に落とし込んでいる点も見逃せない。難しい発音を「うんこ」という親しみやすい音の塊と一緒に練習できるため、口の動かし方のハードルが下がる効果も期待できる。