「お年玉やお祝い金には、折り目のないピンとした新札を包みたい」というこだわりを持つ方は少なくありません。通常の15cm×15cmの折り紙では三つ折りが前提となりますが、長方形の紙や大判用紙を活用すれば、お札を折らないポチ袋の作り方も極めて手軽に実践できます。
歴史ある和紙舗「小津和紙」に伝わる古来の包み方(折形・ぽち袋の伝統技法)は、A4用紙や半紙サイズなどの長方形の紙を活かす知恵の宝庫です。紙を縦に置き、左上から二等辺三角形になるように斜めに折り、続いて右上を重ねていく手法は、武家社会から受け継がれた格式の高さを現代に伝えています。
【A4用紙や長方形折り紙で作るお札を折らない包み方】
① 長方形の紙を縦長に配置し、中央にお札を置きます(お札のサイズ:縦76mm×横160mm)。
② 左右の紙幅をお札の幅に合わせて三つ折りにするように内側へ折ります。このとき、慶事では必ず「左側を先に折り、右側を上に重ねる(右前)」を徹底します。
③ 上下の余白部分を、お札の上下端に合わせて折り込みます。上部を先に折り、下部を上にかぶせるように折り上げるのが祝儀の鉄則です。
④ 差し込み口に先端を折り込むか、細めのマスキングテープや水引をあしらうことで、のり付けなしでも美しい長封筒スタイルに仕上がります。
市販の2026年最新デザインペーパーや和紙テクスチャのコピー用紙を使えば、文具店で数百円で販売されている金封と見分けがつかないほどの高級感が生まれます。