シールを剥がした後に黒ずみやペタペタした感触が残る現象には明確な要因があります。タトゥーシールの跡が残る理由は、シールの粘着剤が皮膚の微細なキメ(皮溝・皮丘)の隙間に入り込み、空気中のホコリや繊維くずを吸着してしまうためです。また、強引に剥がした際の炎症が「炎症後色素沈着(PIH)」を引き起こし、シミのような痕跡を残す場合もあります。
特に注意が必要なのが、ダイソーやセリアなどで購入できる100均のタトゥーシールの剥がし方です。100円ショップの製品はコストパフォーマンスに優れる一方、剥がれにくさを重視して粘着剤が強めに設計されている傾向があります。乾いた状態から剥がそうとすると粘着剤だけが皮膚にべっとり残りやすいため、最初からタトゥーシールを綺麗に落とす方法として、オイルを十分に馴染ませて乳化させてから拭き取るアプローチを徹底してください。
また、イベント中にシールが擦れて衣装に転写してしまった場合の服についたタトゥーシールの落とし方も押さえておきましょう。衣類の繊維に付着した粘着剤は、水洗いでは落ちません。以下の手順で染み抜きを行います。
- 汚れた部分の裏側にタオルをあて、表からクレンジングオイルまたはエタノールを垂らす。
- 歯ブラシの毛先を使って軽く叩き、下のタオルに汚れを移す(擦ると繊維の奥に入り込むため叩くのが鉄則)。
- 台所用中性洗剤をもみ込んでぬるま湯ですすぎ、通常通り洗濯機で洗う。