TVアニメシリーズや劇場版において、ルパンがマスクを剥ぐシーンは幾度となく登場してきました。ファンが「アニメの何話で素顔が見られるのか」と熱心に検索する背景には、歴史的な名エピソードの存在があります。
特にアニメ史において語り草となっているのが、2018年に放送されたTVアニメ『ルパン三世 PART5』の第24話(最終話「ルパン三世は永遠に」)です。SNSやインターネットの監視社会に立ち向かった同作のクライマックスで、ルパンは長年の宿命の女である峰不二子の前で、自らの顔に手をかけ「これが本当の俺の顔だ」とマスクを剥ぎ取ります。しかし、カメラワークはルパンの後頭部と、それを見た不二子の驚きと微笑みだけを捉え、視聴者に素顔を見せることはありませんでした。
この演出は、「不二子だけが知る特別な真実」として描かれ、ファンの間で「最高の粋な演出」「視聴者に想像の余地を残す神ラスト」と絶大な支持を獲得しました。直接見せないことで、ルパンのミステリアスな色気を最高潮に高めた瞬間といえます。