長年愛されている作品であるがゆえに、インターネット上にはいくつかの都市伝説や誤った解釈が流布しています。ここでは、公式設定とゲーム内データを基に誤解を正します。
誤解1:「ヴィオラが救われる隠し救済ルートが存在する」
ネットの掲示板等で定期的に囁かれる「特定のアイテムを使い続けるとヴィオラが体を奪い返せる」「完全生存ルートがある」という噂は完全なデマです。作者のふみー氏自身もブログやインタビュー等で明言している通り、本作の根底にあるテーマは「抗えない悪夢」であり、ヴィオラが救済されるエンディングはプログラム上に一切実装されていません。いかなる分岐を選ぼうとも、ヴィオラが命を落とす結末は不変です。
誤解2:「エレンは単なる悪魔に操られた被害者である」
病弱であったエレンに同情を寄せる見方もありますが、小説版『エレンの日記』で描かれた実態はより冷徹です。エレンは病に苦しむ以前から、母親や父親の愛情を独占したいという病的かつ利己的な執着を抱いており、自らの意志で両親を殺害して悪魔と契約しました。ヴィオラに対しても友情ではなく「健康で愛されている肉体への激しい嫉妬と強奪欲」から凶行に及んでおり、彼女の行動原理は純粋な自己愛に根ざしています。